活躍する同窓生

経済学部1部経営学科第28期

平成8年卒業

井内 聖さん

(学)リズム学園 学園長

現在のお仕事についてお尋ねします

中学教員を9年勤めた後、幼児教育に転身しました。現在は、恵庭市と安平町で幼稚園や保育所、学童保育など13事業所を運営している学校法人リズム学園の学園長をしています。平成30年北海道胆振東部地震ではお泊まり会中に被災し、その後、災害ボランティアセンターの副センター長として全国のボランティアを受けいれ、復旧・復興活動に取り組みました。2023年4月からは総務省のプログラムである地域プロジェクトマネージャーとして安平町教育委員会に入り、子育て・教育総合専門員の職につき勤務しています。
北海道胆振東部地震によって被災した早来中学校が最先端のデジタル教育環境を取り入れ、令和5年4月に義務教育学校「早来学園」として開校しました。0歳〜5歳までの幼児教育はリズム学園が担い、6歳〜15歳までの義務教育は安平町が行います。また放課後の学童と児童館はリズム学園が運営しています。0歳〜15歳までの子育てと教育を官と民、地域と学校が連携しながら「日本一の公教育のまち」を目指して取り組んでいます。

北海学園大学での思い出についてお聞かせください

まずは学食ですね。初めての一人暮らし、教職課程も取っていたので昼だけでなく夕食としてもザンギ定食を食べてました。それと部活。当時は部室にテレビや冷蔵庫があったので部活が始まるまでの時間は仲間や先輩達と部室でワイワイやってました。水車町の雀荘、正門向かいにあった友だちの下宿。学生時代の思い出は、友人や仲間との思い出ばかりかもしれません。
でもそうやって語り合う中で、自分の中の考え方の軸が育っていったような気がします。新しいことに挑戦すること、失敗を恐れず行動すること、違う考えと向き合い最適解を見つけ出すこと。学生だからこそ他者の評価を気にせず、遊びの延長のように取り組めたと思います。

同窓生へのメッセージをお願いします

幼児教育は遊びが学びです。中学教員、幼児教育、そして大学教員(北海道文教大学客員教授)を経験して感じるのは、やはり遊びが大切だということです。遊び心がない所に夢中や没頭もなければ、クリエイティブも生まれません。
でも社会に出れば仕事をしなければなりません。だからこそ、学生時代は学問を遊びのように学び、学外では本気で遊びに没頭し、やらなければいけないことも遊びに変える力をつけてほしいと思います。 22世紀に向かう社会は、人が人らしく生きていく時代です。遊ぶように人生を送る。そのベースを北海学園大学で培ってください。

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